「認知症なので、受け入れてもらえる施設が限られると言われた」——枚方市でのご相談でもよく伺う言葉です。しかし施設が見ているのは、診断名や検査の点数だけではありません。受け入れの可否を分けるのはむしろ、日々の暮らしの中でどんな行動があり、それがどのくらいの頻度で起きているかです。この整理ができると、候補になる施設は見えてきます。枚方市で住宅型有料老人ホームを直営する関連会社(株式会社3SMILE)を持つ私たちが、行動の内容から受け入れ先を絞る方法と、枚方市の相談窓口を整理します。
認知症の方の施設探しとは、診断名だけでなく、外に出て戻れない・夜間に起きて動く・他の入居者との摩擦といった具体的な行動の内容と頻度を整理し、それに対応できる人員体制と建物の構造を持つ住まいを選ぶことです。同じ診断名でも行動の内容が違えば候補になる施設は変わり、同じ「認知症対応」の表現でも施設ごとに対応できる範囲は違います。
「認知症」の一語では、施設は決まらない
ご家族が施設に「認知症があります」と伝えると、施設側は必ず「どんなご様子ですか」と聞き返します。診断名だけでは、その施設で安全にお預かりできるかを判断できないからです。
- 穏やかに過ごしていて見守りが中心の方と、夜間に頻繫に起きて動く方では、必要な夜間の人員が違う
- 外に出て自分で戻れないことがある方は、出入口の管理ができる構造かどうかが分かれ目になる
- 他の入居者との間で強い摩擦が起きる方は、少人数で暮らす構造か、個別対応の余地があるかが問われる
つまり「認知症の方を受け入れているか」ではなく、「この行動に、この施設の体制と構造で対応できるか」が問われています。断られる理由の全体像は老人ホームに断られる理由と、その後の探し方にまとめています。
まず書き出す4つの行動と、その頻度
施設に相談する前に、次の4つを「ある/ない」ではなく「週に何回」「どの時間帯」で書き出してください。この1枚があると、電話の段階で受け入れの可否をかなり絞れます。
| 行動 | 書き出すこと |
|---|---|
| 外に出て、自分で戻れない | 回数(週・月)、時間帯、どこまで行ったか |
| 夜間に起きて動く | 起きる時間帯、続く時間、何をしているか |
| 口に入れてはいけない物を口にする | 何を、どんな場面で |
| 他の人との間で強い摩擦が起きる | どんな場面で、どのくらいの頻度で |
※ 特定のご本人が浮かぶような書き方は避け、施設に伝える目的で事実だけを書きます。すでにデイサービスや訪問介護を使っている場合は、その記録を担当者からもらうと正確です。

行動の内容ごとに、見るべき体制と構造
書き出した行動に対して、施設のどこを見ればよいかを対応させます。「認知症対応」という言葉ではなく、この表の右側を施設に聞いてください。
| 行動 | 見るべき体制・構造 |
|---|---|
| 外に出て戻れない | 出入口の管理方法、建物の構造(少人数の単位か、フロアの作り) |
| 夜間に起きて動く | 夜間の職員配置(何人で何人を見ているか)、夜間看護の有無 |
| 口に入れてはいけない物を口にする | 物品の管理の仕組み、日中の見守りの密度 |
| 他の人との摩擦 | 共用空間の作り、個別に過ごせる場所があるか、少人数の単位で暮らす構造か |
グループホームと住宅型有料老人ホームのどちらが合うかは、行動の内容と医療処置の有無で変わります。種類ごとの違いは八尾市の認知症の施設探し|グループホームの選び方に、認知症の方の住まい選び全般は認知症の親の施設選びにまとめています。医療処置がある場合は枚方市で夜間に看護師がいる老人ホームも併せてご覧ください。
枚方市の相談窓口
枚方市で認知症の方の住まいを探すときの相談先を、役割で分けます。
- 枚方市 地域包括支援センター:お住まいの地域ごとに担当が分かれています。介護保険の利用がまだの方、担当ケアマネジャーがいない方の最初の相談先
- 枚方市 介護保険の担当課:要介護認定の申請(枚方市で初めての介護保険)
- 主治医・かかりつけ医:行動症状への医療的な対応の可否、今後の見通し
- 施設の紹介サービス(私たち):行動の記録をもとに、体制の合う施設の候補出しと、電話での事前確認

入居後に行動が増えたときのために、先に確認すること
認知症の行動は入居後に変わることがあります。施設の体制で対応できる範囲を超えると、退去を求められることがあるため、入居前に「行動が増えた場合、どの段階で相談になるか」を施設に聞いておくと、その後の動きが読めます。
- どんな行動が、どのくらい続くと施設として難しくなるのか
- その前に、薬の調整や医療機関との連携でどこまで対応するのか
- 退去を求める場合の予告期間は契約書のどこに書いてあるか
すでに退去を求められている場合の動き方は認知症で老人ホームから退去を求められたら|次の住まいの探し方にまとめています。私たちは枚方市で住宅型有料老人ホーム「メディケア結 枚方」を直営する関連会社(株式会社3SMILE)を持つ紹介サービスです。行動の記録を伺ったうえで、体制の合う施設からお探しします。ご相談・見学同行は無料です。
よくある質問
認知症と診断されていますが、老人ホームに入れますか?
診断名だけで一律に断られることはありません。施設が確認するのは、日々の暮らしの中でどんな行動があり、それがどのくらいの頻度で起きているかです。同じ診断でも行動の内容によって、候補になる施設は変わります。
「行動の内容」とは、具体的に何を整理すればいいですか?
外に出て自分で戻れないことがあるか、夜間に起きて動くことがどのくらいあるか、口に入れてはいけない物を口にすることがあるか、他の人との間で強い摩擦が起きることがあるか——この4つを「ある/ない」ではなく「週に何回」「どの時間帯」で書き出してください。
グループホームと住宅型有料老人ホーム、どちらがいいですか?
どちらが良いかは行動の内容と、医療処置の有無で変わります。少人数の単位で暮らす構造は行動症状のある方の受け入れ体制が違いますが、医療処置が多い場合は住宅型に訪問看護を組む形が合うこともあります。種類で決めず、体制で選んでください。
枚方市では、認知症の相談はどこにすればいいですか?
お住まいの地域の地域包括支援センターが最初の相談先です。介護保険をまだ申請していない場合は市の介護保険担当課へ。施設探しそのものは、行動の記録を持って私たちにご相談いただけます。(2026-09-07 時点の情報。制度・統計の出典:厚生労働省「認知症施策」)
入居後に症状が進んだら、また探し直すことになりますか?
施設の体制で対応できる範囲を超えると、退去を求められることがあります。入居前に「行動が増えた場合、どの段階で相談になるか」を施設に確認しておくと、その後の動きが読めます。退去を求められた場合の動き方は別の記事で解説しています。
- 施設が見るのは診断名だけではなく、行動の内容と頻度。「認知症対応」の言葉ではなく体制と構造を聞く
- 4つの行動(外出・夜間・誤食・摩擦)を「週に何回・どの時間帯」で1枚に書き出してから相談する
- 入居前に「行動が増えた場合、どの段階で相談になるか」を確認しておくと、その後の動きが読める
行動の記録から、体制の合う施設をお探しします。
介護・医療の現場を運営する関連会社(株式会社3SMILE)を持つ私たちが、条件を伺い、ご提案できる施設を無料でお探しします。30秒の住まい探し診断で、合う施設タイプと費用の目安を確認できます。
大阪老人ホーム相談室


