経管栄養とは、口から食事をとることが難しい方に、胃ろうや経鼻のチューブから栄養剤を注入する方法です。「注入があると施設に断られる」と悩むご家族は少なくありません。実際、経管栄養に対応できる施設は限られますが、探し方を知れば選択肢はあります。八尾市(高齢化率約28.3%・2025年)で訪問看護を自ら運営する私たちが、現場の目線で解説します。
なぜ「注入がある」と受け入れ施設が限られるのか
結論から言うと、経管栄養の管理は看護職が関わるべき医療的ケアだからです。注入の実施やチューブの管理、皮膚の観察、誤嚥への注意などには専門的な知識が必要で、介護職だけの体制では対応が難しいのです。
そのため受け入れの可否は、施設の「看護体制」でほぼ決まります。パンフレットに「医療対応可」とあっても、実際は日中のみ・週数回のみというケースもあるため、体制の中身まで確認することが大切です。
施設選びで確認すべき3つのポイント
経管栄養の方の施設選びは、次の3点を必ず確認してください。
- ① 看護体制:看護師は常駐か、何時から何時までいるか。注入の回数・時間帯に対応できるか
- ② 夜間の対応:夜間に注入やトラブル対応が必要な場合、誰がどう動くのか。オンコール体制の有無
- ③ 訪問看護との連携:施設に常駐看護師がいなくても、訪問看護の利用で対応できる場合がある。連携実績を確認

「住宅型有料老人ホーム+訪問看護」という現実的な選択肢
経管栄養の方の受け皿として現実的なのが、住宅型有料老人ホームに入居し、訪問看護と契約して注入・管理を受ける形です。生活の場は施設が支え、医療的ケアは看護師が担当する、役割分担のはっきりした組み合わせです。
私たちは八尾市で住宅型有料老人ホームを直営し、訪問看護ステーションも運営しています。この組み合わせを日常的に回している当事者として、注入の時間管理や体調変化への対応まで含めた「実際に暮らせるか」の視点でご提案ができます。
費用の考え方
費用は「施設の月額費用」と「医療・介護サービスの費用」に分けて考えます。
| 費用項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設の月額 | 家賃・食費・管理費など(食費は経管栄養の場合、栄養剤との関係で扱いが変わることがあるため要確認) |
| 訪問看護 | 介護保険または医療保険の自己負担分(八尾市の介護保険は地域区分5級地) |
| 医療材料・栄養剤 | 処方や指示内容により自己負担の範囲が変わるため事前確認 |
「注入だから高くなる」とは限りません。保険の適用関係で総額は大きく変わるため、入居前に必ず見積もりの内訳を確認しましょう。

八尾市の相談先
- 高齢者あんしんセンター(地域包括支援センター):市内16か所。基幹型は市役所本館1階・072-924-9306(平日8:45〜17:15)
- 入院中の方:病院の医療ソーシャルワーカー(MSW)に「経管栄養で受け入れ可能な施設を探している」と相談
- 私たち(現場を運営する紹介チーム):看護師の視点で受け入れ可否を確認しながら、無料で施設をお探しします(072-970-5244/LINE可)
よくある質問
胃ろうがあると、老人ホームには入れませんか?
いいえ、入れる施設はあります。ただし看護体制のある施設に限られるため、一般の施設より候補は少なくなります。体制の確認が探し方のカギです。
経鼻の経管栄養でも受け入れてもらえますか?
施設によります。経鼻は胃ろうよりチューブ管理の手間が多く、対応可否が分かれやすいため、個別に確認が必要です。私たちが代わりに確認できます。
夜間の注入にも対応してもらえますか?
施設の看護体制によります。夜間対応が必要な場合は、24時間対応の訪問看護と連携できる施設を選ぶのが現実的です。
食事が再びとれるようになったら、注入はやめられますか?
主治医の判断によりますが、嚥下の状態が改善して経口摂取に戻る方もいます。リハビリや嚥下評価の体制がある施設だと相談しやすいです。
八尾市で経管栄養の施設探しはどこに相談すればいいですか?
高齢者あんしんセンター(072-924-9306)のほか、訪問看護を運営する私たちでも無料で相談できます。受け入れ実績ベースでご提案します。
- 経管栄養の受け入れは施設の「看護体制」で決まる。日中・夜間・連携の3点を確認
- 住宅型有料老人ホーム+訪問看護の組み合わせが現実的な選択肢
- 費用は保険適用で大きく変わる。入居前に内訳の確認を。ご相談から見学同行まで費用はかかりません
施設探し、ひとりで悩まずご相談ください。
介護・医療の現場を運営する私たちが、条件に合う施設を無料でご提案します。30秒の住まい探し診断で、合う施設タイプと費用の目安もその場で分かります。
住まい探し相談


